|
「寶藏巖國際藝術村トレージャーヒルアーティストビレッジ(THAV)」は、MRTの公館駅から歩いて15分ほどのところにある。
![]() この寶藏巖地区は、その昔、不法に住み着いた人びとの村だったと聞いた。 時の流れとともに増改築が繰り返されたようで、斜面につくられた階段と路地、家屋が複雑にくっつきあい、迷路のような集落を形成している。 どこをどうみていいのやら…と思っていたときに、台湾人写真家のニック(阿甘)さんに出会った。ニックさんは2010年にTHAVのプロジェクトがスタートしたときの第一世代で、ここに住んで活動している。親切にも、右往左往している私たちの案内役を買って出てくれた。 ←ニックさん(住居ものぞかせてもらいました) ![]() 2番めに訪ねたギャラリーには、日本人画家・幸田千依さんの作品が展示されていた。ゆらゆらときらめく水の中で戯れる人びとを描いた力強いアクリル画。大きな画面に生命力がほとばしっている。 あとで聞いたことだけど、千依さんは市中心部にある台北国際芸術村(TAV)のアトリエに3か月滞在して、創作活動をしていたそうだ。もうひとつのアートワークでもある「歩く絵のパレード」を台北でも行い、彼女の作品が台北の風景に溶け込んで「歩く」様子を、ニックさんがビデオ撮影したという。 THAVにはアーティストの住居、開放ギャラリー、工房、ワークショップスペース、カフェ(1軒)、食堂(1軒)などが混在している。 古い建物や集落をアート活動の場としてよみがえらせた台北市政府文化局の試みは、とても興味深い。TAVとTHAVをオーガナイズしているのはAIR Taipeiで、ここでの芸術活動は世界のアーティストに開かれている。私たちが訪れたときには、国立台北教育大学(造形デザイン学系)の卒展も開催されていた。 ![]() 歴史のある場所から新しいアートが創出され、国境を越えた交流が生まれ、じわじわと街中にアートが広がっていく。古い建物と現代アートのコラボレーションは、まちづくりのひとつのモデルを示しているように思えた。 Mr. Nick , Many thanks for your kindly guide in THAV. We were very lucky to meet you and really enjoyed ! |
|
台北の康青龍(永康街+青田街+龍泉街)エリアは、古いアパートとモダンな建物が混在した住宅街。最近おしゃれな店がどんどん増えているという。
その康青龍エリアにあるカフェ「小南風」でお茶したいといったのは妹だったのだけど、その前に立ち寄った古本屋で、葉懿罃(I-Ying Yeh)というイラストレーターの展覧会DMを見つけ、行きたいと思っていたらその会場が「小南風」。必然に導かれるように、その店を訪ねたのだった。 ![]() ![]() 葉懿罃さんは台湾芸術大学を卒業して働いたあとロンドンの芸術大学でMAを取得、現在は台湾で活動中の若手作家という。ひとや暮らし、自然を題材にした、ユーモラスで温かみのある作品を制作している。ほのぼのとしたイラストが、ナチュラルテイストのカフェの雰囲気とよく合っていた。 小南風では、今年2月に平澤まりこ展を開催し、作家本人も訪台。トークイベントも地下スペースで行った似顔絵交流会も、大盛況だったとか。オーナーの林禎慶さんは彼女のイラストが好きで、台湾で出版された3冊は全部持っているそうだ。 わたしも彼女のファンで、著書も何冊か持っている。 厨房の片隅に、うちのリビングにかけているのと同じ米津祐介イラストカレンダーを発見。何だか趣味が合いそう!? 初めて会ったのにすごく親近感を覚え、いろいろ質問して営業妨害してしまった。ごめんなさい・・・ 林禎慶さんは写真家、奥さんの葉子菲さんはミシンを使って作品を作っているイラストレーターで、京都が大好きという。以前からアートイベントをプロデュースしていた夫妻が、アーティストとお客さんとの交流の場をつくりたいと、ギャラリーカフェをオープンしたのは1年半前。日本人作家の作品を積極的に紹介していく構想もあたためている。 雨脚はますます強くなり、オーナー夫妻の人柄もカフェの居心地もとてもよかったので、日本のカフェにいるような錯覚に陥ってすっかり長居しちゃいました。 Very nice to talk with you , Mr.Lin & Ms.Minami ! I felt comfortable minami zephyr in your gallery cafe. |
|
| home |
→ older posts≫
|







